アンティークのイスが気になりだした私が、次にどうしても欲しくなったのがこのロイドルームでした。いろんな色や形のものがあって、見るもの見るものが欲しくなってしまったのです(笑)
その頃は、正直、見た目だけでした。どこに置いてもどんなお部屋にでも、どんな色でも、なんだかすんなり溶け込んでいるイスが、とっても素敵に見えて、まずは、置いて絵になるイスとして欲しいな・・・って。
ところが実際、自分用に届いた1脚を部屋に置いて、座ってみたら・・・「気持ちいい!」私が想像していた以上にロイドルームの掛け心地がいいことにビックリ!
なんだか包み込まれるような感覚で、しなやかな感じ。見て楽しむだけではなく、使ってみて本当の良さがわかるんだな・・・って実感して、一瞬にして、ロイドルームのファンになりました。
→わが家で活用中のロイドルーム。正直、どんな形のものでも、どんな色のものでもよかったのですが、買い付けてきた当時、一番数が多かった白の中で、お嫁に行き遅れた子がやってきました(笑)
本棚の前に置いて、本を読むときにいつも使っています。掛け心地がいいので、子供たちも大好きな場所。お友達が来た時には、リビングやダイニングに移動しています。
~ロイドルームの歴史について~
パッと見た感じ、「籐で編まれたイス」というイメージですが、実は、籐ではないんです!籐に見えるこの素材。「紙」と「ワイヤー」から作られているというのが、ロイドルームの一番の特徴です。
1917年、マーシャル・B・ロイド氏という一人のアメリカ人が、この画期的な家具の製造システムを考案しました。
防水・防錆加工をして、折れたりヒビが入ったりしないように工夫したスチールのワイヤーに、頑丈に、より合わせたクラフトぺーパーを巻きつけて織り上げたもの。それが、ロイドルームです。
なので、籐と違って、いろんなデザインで作ることが可能で、温かみのある質感を持ちながら、ささくれやきしみ、そりなどの変形がなくて湿気にも強い!という全てを兼ね備えたオールマイティーな家具が出来上がったのです。
発売された当時、英国ではヴィクトリア様式のインテリアが主流で、伝統と品
格を重んじる国で、「紙」と「ワイヤー」で作られた家具が受け入れられるかどうかは大きな冒険!
そこで、出来るだけエレガントで美しいデザインのものにすることによって、次第に認められるようになっていったようです。
その結果、もともとはガーデン用として使われるのが主流のロイドルームでしたが、雨にも強く、掛け心地がしなやかという特徴を活かして、ウィンブルドンのロイヤルシートや豪華客船、飛行船などで使われるようになり、英国人に認められていったそうです。
~アンティークのロイドルームについて~
ロイドルームは、今でも作られ続けています。なので、新しいものを購入しようと思えば、可能です。
「今、作られているものと、アンティークのものは何がちがうのでしょう?」
「アンティークの方が人気があるのはなぜ?」という質問をよく受けます。
何が違うのかと言うと、まずはデザインが色々あること。600種類を超えるデザインが次々と生まれていったロイドルームなので、中にはコレクターズアイテムとして取り上げられている形のものもあります。ロイドルームについているタグも時代によっていろいろ違っています。古いものだと紙で出来ていたり、ロゴの形が違っていたり・・・
でも、個人的には、コレクターズアイテムにこだわるより、タグの色や形にこだわるよりも、、本来、アンティークのものは、それぞれそれまでに経てきた歴史によって、風合いや物語があって、それがいいんじゃないかな・・・って思っています。
アンティークのロイドルームチェアは、ほとんどオリジナルの色がそのまま残っているものというのは、とってもめずらしいんです。日本では考えられないのですが、色使いが上手な欧米の人は、すぐに自分の色に塗り替えてしまうんです。でも、そこはさすがに色使いが上手いだけあって、色も日本ではあまり見かけないキレイな色ばかり!
しかも、ほとんどが、ベースの色に2色、3色上塗りしてあるのが当たり前!それが少し剥げていることによって、ベースの色がほどよく見えて、いい感じになっているのも、アンティークの最大の魅力です。
価格も新しいものより、アンティークの方がお手ごろだったりするのも魅力かもしれません。
また、今はあまり作られていないロイドルームボックスも、コンパクトでとっても便利に使えるので、人気です。本来はリネン類などを入れる用途で作られたものが多いですが、サイドテーブルやナイトテーブル代わりに使ったり、水に強い特徴を活かして、トイレでトイレットペーパーを入れたり、お風呂場で脱衣カゴの代わりに使ったり。
ロイドルームボックスについては、アンティーク大辞典の方でご紹介しています。こちらからご覧頂けます。
一度使ってみると本当の良さがわかる歴史のあるロイドルーム。ぜひ、自分だけの1脚を探してみて下さいね。
アンティークショップ Handle
ロイドルーム(チェア・ボックス・テーブル)はこちらからご覧頂けます。